vol.17 「制作をしない制作会社」を選ばないこと。(2006年5月)

企業やお店などが,自社WEBサイトを作ろう,と思って,web制作会社に制作を依頼するということはごく当たり前のことです。
けれども,web制作会社のなかで,自社だけで制作を行っている会社は,実はほんのわずかです。

web制作会社,またはweb制作を請け負っている会社の中には,自社で請けた仕事を外注に出している会社があります。外注をする会社は3パターンです。

1 労働力が足りず,外注する。

この場合はディレクターが企画や先方のヒヤリング,ディレクションをするため,あまり実感としては見えてこないと思います。

2 技術力が足りず,外注する。

クライアント(お客様)が望むものを社内で作ることができないとき,特にプログラムやFLASH,イラストに関して外注を使う会社は多いです。

3 はじめから外注して中間手数料を取ることが目的である。

求人サイトで頻繁にSOHO(フリーランス,小規模企業など)を募集している会社は,こちらを目的にしている会社も多いようです。
web制作は,会社で請け負っている場合もありますが,フリーランス(個人事業)の方も多いです。(トゥーウェイズも以前は個人事業でした。)個人でもホームページをもつ,ということが簡単になっている世の中なので,副業や小遣い稼ぎ,半分趣味でされている方もたくさんいます。
web制作の専門会社に発注しておけば安心,と思っていても,結局制作は誰がしているか分からない会社がたくさんあるのです。(外注禁止,という案件でも外注に出している企業はたくさんあります。)
それでも構わないという方もいらっしゃると思いますが,制作会社から外注に出すということは,その会社との契約が及ばない場合があるのです。サーバーの情報なども他社にでますし,個人情報などの流出する可能性も上がり,リスクを負うことにもなります。
また,制作会社が個人の方に発注していた場合,その方が怪我や病気で入院されて,進行が遅れるということもあります。(そういったことから弊社にお話を頂いたこともあります。)

制作会社を選ぼう,と思った時に,一番注意して欲しいのは,その会社が外注をするのかしないのか,やむを得ずする場合はどのような体制でするのか,です。
いいものを作りたいのなら,上記の3.のパターンの会社は選んではいけません。(そういった会社は安価であることを売りにしている会社が多いです。安価で請けてもそれより安く外注すれば良いという考えをもっているからです。)

どうしても予算が無いならweb制作会社に予算を伝えて相談するか,フリーランスの方のwebサイトを回り,会って打ち合わせのできる距離にいて,制作実績に頼みたい仕事の業種がある方を選ばれるのが得策でしょう。

トゥーウェイズでは外注はモデル,ナレーター,翻訳といった常勤でない仕事,また,専門知識(技術)が必要な場合のライター,カメラマンに限っています。社員のデータ持ち帰りも禁止し,社内のみでの作業を原則としています。(企画立案やスケッチは自宅ですることもあります。)

大量の受注で制作がパンクしそうになった場合に,フリーランスの方に手伝っていただくことがあっても,必ず社内で短期雇用契約を結んでの作業としています。プライバシーマークを取得しているわけではありませんが,情報流出を防ぐため,また,クオリティ確保のために譲れない1点だと思っています。

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