デザインという言葉は,web制作側の人間さえ誤解している人が沢山いると感じます。web関係はまだ歴史が浅いので,独学であったり,ソフトの使い方の学校へ通った人は多いものの,「デザイン」を学んできた人が割合としてはまだ少ないからです。作るだけなら誰でもできますから。
「デザイン」というのは,見た目のあしらいのことではありません。画像のことではありません。
designという言葉を辞書を引いてみてください。
デザインは「設計」です。
web制作の場合,デザイン案と言われた時に出てくるものは,単なる画像でしかないですが,目的,ターゲット,バックエンドとの結合,コーディング時のこと,ユーザーの導線などを考えた上で作り出されるのがデザインです。
当然のことながら,デザインだけ依頼といっても,そのバックに企画・サイト設計が無ければ,上辺だけのものしかできません。
もちろん,画像の持つ雰囲気などによっても,引き起こす効果はかわりますので,それらもデザインの一種でしょう。だけど,何も考えずに作られた画面イメージなんて,何の役にも立ちません。どれほど素敵な写真があろうが,どれほど凝った作りであろうが,大切な土台がないからです。
家を建てる時にいきなり作り始める人はいませんよね。
相談をして,調査をして,設計をして,それから作業に入ります。
webも同じです。調査も相談も設計もなしにまずデザインイメージというのはあり得ません。
もちろん設計図から完成を想像できる人は少ないので,外観イメージを作ることも大事ですが,外観イメージを考えてからさて土地の広さはどのくらいだろうなどと考えることはありません。
もう一度だけ書いておきます。
「デザイン」とは「設計」のこと。
見た目のあしらいやイメージのことではありません。